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pkmnsp 二次創作ブログ / CP雑食
2026年06月22日 (Mon)
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2014年01月19日 (Sun)
学パロ/イエロー+レッド


 ずっと田舎で過ごして来たイエローにとって、転校生、という立場はよくも悪くも新鮮味のあるものだった。イエローがいくら物怖じしない性格であっても、やはり教師の後について教室に入るときはドキドキしたし、少しばかり不安もあった。けれども彼女の不安を笑い飛ばすように、クラスの生徒達はおおむね好意的で、いざ始まった日々はあっさりとしたものだった。そうして友達ともそこそこにおつきあいをして、ようやく新しい学校にも慣れてきたころのことだった。
(…………あ)
 廊下を歩いている途中、一生徒の姿がふと目に留まった。
 途端、心臓が跳ね上がる。
(……間違い、なかったんだ)
 あの不思議な確信は、正しかった。真っ黒で跳ね上がった髪、それに、赤い色の目、小さかった少年が慰めてくれた記憶が、昼の光の下で鮮やかに蘇る。あのときの男の子だ、とイエローははっきりと分かった。とはいえ、イエローは具体的にどうしたいという希望を持っていたわけではなく、そのまま通り過ぎるしかできない。はず、だったのだが。
「……あっ」
 自分の声ではない声が不意に聞こえて、思わず肩を震わせる。
「お前、隣のクラスの転校生だろ?」
 なんだ。なにがおこってる。いまや自分の心臓がばくばくと激しく脈打っているのを感じながら、イエローはゆっくりと振り返る。面白いくらい、身体ががたがたと震えているような気がしていた。
「今度ポケモンバトルしようぜ!」
 振り返った瞬間視界いっぱいに入って来た真っ黒な髪と赤い瞳、そしてあけすけな笑顔に、イエローはやっとのこと、頷くだけで精一杯だった。
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