pkmnsp 二次創作ブログ / CP雑食
グリシル
触れられることに不慣れなシルバーで遊ぶグリーンさん
シルバーはびくびくしてるしグリーンさんはわりと意地悪な感じですのでキャラ崩壊注意
触れられることに不慣れなシルバーで遊ぶグリーンさん
シルバーはびくびくしてるしグリーンさんはわりと意地悪な感じですのでキャラ崩壊注意
触れた肩の細さが意外だった。成長期も迎えていない三歳年下の少年、ということを考えれば当然のことだったのかもしれないが、とにかく。少しばかり強引に引き寄せた、厚地のフリース、その下の骨格の小ささ、人肌の温度に驚いた。何事にも動じない奴とばかり思っていたのが、触れた瞬間に竦んだのも。
「触れられるのは嫌いか」
「……好きじゃ、ない。だから、その」
まるで手持ち無沙汰になるのを恐れているように、休憩時間も奥義書を膝の上に置いたまま、しどろもどろになる後輩は、言っちゃ悪いが、面白かった。大人に庇護された経験のないシルバーは、三歳年上の同性の先輩との距離の取り方について、まだ掴みきれていないところがあるらしい。普段はまるきり大人びて、助力も必要とせず、ひとりで生きていけるような顔をしているくせ、人との繋がりを意識させると途端に戸惑ってぎくしゃくするのが何とも微笑ましい。
不慣れな仕草を目にするたびに思い出すのは決まって和解したときのことだ。彼自身は自然とやってのけたことだったのかもしれない、その行動に余計な感情が伴っていなかったことが素晴らしかった、と思う。俺の賞賛を予期できずに動揺を隠せなかったのも、そのためだっただろう。
そうか、と触れていた肩から手を伸ばす、とあからさまな安堵。思わず悪戯心を誘われて、元気づけるのだというのを表向きの口実に、ぽん、と背中を軽く叩いた。思った通り、びくう、と小さく跳ねる。
「……まあ、少しずつ慣れていけ」
少しばかり恨めしそうな視線を流してそう言った。正直、笑いを堪えるのに苦労する。文句のひとつも飛んで来るかとも思ったが、シルバーはまたしても何と応えるべきか迷ったように口を噤みかけ、はあ、とかよくわからない返答をした。
「困ったことがあればいつでも頼るといい」
耳までじんわり染まったその様子がおかしくて追い打ち。シルバーはほとほと困り果てたように俯いた。
「……。……その。あっ……と、」
がんばれ。らしくないと思いつつ、つい胸中で声をかける。
「…………ありがとう…………ございます…………」
しゅうう、と湯気が出て行くような効果音が聞こえてきそうだと思った。上出来だ。呟いて頭を撫でる、と、大袈裟なくらい肩が跳ねた。……やはり、面白い。