pkmnsp 二次創作ブログ / CP雑食
ご無沙汰しております。tonericoです。最近は過去ジャンル巡ったり、おそ松さん五話に荒ぶって書いてたりしました。暫し忙殺されていて、日常的には書けていなかったのですが、ようやく余裕ができてきたような気がするので、またじわじわ書きはじめたい。
pixivにあげた、十四松の泳ぐ夢。殆ど勢いでがーっと書いたのですが、十四松をまじまじ見てたら何か違う気がしたので書き直して、一松編とちょっとしたおまけつきで上げなおしました。試行錯誤の残骸を記念に置いときます。もちろんネタバレなので注意です。
pixivにあげた、十四松の泳ぐ夢。殆ど勢いでがーっと書いたのですが、十四松をまじまじ見てたら何か違う気がしたので書き直して、一松編とちょっとしたおまけつきで上げなおしました。試行錯誤の残骸を記念に置いときます。もちろんネタバレなので注意です。
あーー。やなこと、思い出しちゃうし。元気付けよーにも、ヒジリサワショウノスケ、どこにもいねーし。また、やっちゃうかもよーー、おれ。ホントの気持を知られることが一松兄さんにとって嫌なことだとしたら、おれがやってることって、ぎゃくに迷惑なのかもしんねーし。そんなことを考えながら、ついに十四松はうつむいて、その場から動けなくなってしまった。
一松はやさしい。猫は一松兄さんのともだち。猫は見つかったけど、もうこいつは一松兄さんのともだちだった猫じゃなくて、ホントの気持を喋る猫なんだ。
「ごめんなあーーーー」
ハタハタ袖を振って猫にあやまる。猫はにゃーにゃー、かなしそうに泣いた。いっしょになって泣いた。これからどうするかなんて考えずに、泣きたいから泣いた。しばらく抱き合って泣いていたが、やがてつかれて泣き止むと、十四松は猫を抱えてすっと立ち上がって、夕日が沈もうとする遮断機の向こうをじぃっと見つめた。
傷つけてしまった。悲しませてしまった。どうしてかはわからない。また傷つけてしまうかもしれない。また悲しませてしまうかもしれない。また泣かせて、怒らせて、もっとひどいことになるかもしれない。きっとまた、繰り返してしまうかもしれない。
……でもやっぱり。
「よろこばせたい」
つぶやいたのは十四松でなくて、ほんとの気持をしゃべるねこ。
喜ばせたい。
笑ってほしい。
ホントの気持を喋る猫になっても、一松兄さんのともだちだから。
仲直り、してほしい。
仲直り、してほしい!!!!
遮断機も上がる、ふわり羽のように軽い一歩から足取りはだんだん速くなって、走って走って、ヒャッホー! 風になる!! 警報音さえBGMに、無我夢中のままふと気づいたら目の前にがーどれるが見えて、そう、おれはこれを待ち望んでいたッ!! ねこも今度は何もいわない。エンジン全開! フルスロットル!! 出力120パーセント!! もっとはやくはやく、足を動かして、助走をつけたら勢いのまま、突き破ってッ!! 飛ぶッ!!
「どぅうぅーーーッ!!!!」
ごろごろごろごろっ、しゅたっ!!
着地した先は、いつかの公園の近所だった。向こうから、兄弟たちの声がして、その中に一松の声もある。すると勢いづいていた足が、急に怖じ気づいて動かなくなる。にゃーっ、と猫が心細そうにないた。そっか、そーだよな、おまえもちゃんと謝って、仲直り、したいよなって。そう思うと、十四松はにわかに元気づいて、ひょこひょこ歩き出した。